GAME OVER -がめおべら-

マイナーなホラーゲームをおもしろおかしくクリアする

さらばオルフェウス号。そして・・・

明るくなったので、例の「赤い石」の力が弱まっているはずですね。
父ちゃんも心配だし、一応見に行ってみましょうか。
奥の部屋に行ってみると、ヘンリー・オズモンドが先ほどと寸分違わぬ位置に、寸分違わぬ格好で倒れているのが見えます。芸の無いことです。
上を見上げると、妙な光につつまれた「赤い石」が相変わらず宙に浮かんでいます。芸の無いことです。
ところで、「赤い石」の放つ光は、ウィリアム・ロックウェルじいさんの登場時と比べるとだいぶ小さくなっていますね。
そういえば、以前過去の図書館でギッてきた「古びた本」「赤い石」「青い石」を重ねてはいけないとか書いてありましたね。
試しにやってやりましょう。上手くすれば、あのクソ忌々しい「赤い石」を葬り去るチャンスです。
首尾良く事がはこび、石は両方ともなくなりました。
しかし、想像していたのとは少し違いましたね。てっきり紫色の石にでもなるのかと思っていたのに。
上空を無駄にクルクル回っていた石が消えると、父さん気がつきます。
そして、「ここはもう消える。早く船の先へ」と言ってまた気を失います。
いや、今度は事切れてしまったようです。合掌。

父さんを残して去るのはしのびないですが、とにかくここから逃げる必要がありそうです。
でも、どうやって?

最初に機関室に足を踏み入れた時に、入ってきた扉が締まっているのは確認しましたね。
ほかにもボイラー室Bにも扉がありました。あまり期待できませんが行ってみましょう。

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締まってやがります。がっかりです。
しかし、他にどこに行けばいいというのでしょうか?
とりあえず、父さんが言い残した「船の先」という言葉をヒントに、多分位置的に船尾となる倉庫へと向かうことにしましょうか。
良く見りゃ、画面右上にカウントダウンが始まっているのがわかります。
急ぎたいところですが、リチャードは走るという事を知りません。
運動会の時とかはどうしていたのでしょうか?

倉庫に入るなり、「約束を果たしに来たよ」という声が聞こえてきます。聞いた声ですね。
そういえば、ここの倉庫には確か「太陽のレリーフ」と同じ模様の描かれた壁がありました。
まさかそこに・・・・・

行ってみると、なんと隠し扉になっていたのです。中には例のヘンなおっちゃんがいます。
彼はなんと、リチャードに自分が持つ「赤い石」をよこそうとします。
そうです。彼はリチャードの持つ「青い石」とウィリアムからヘンリーに渡った「赤い石」の運命が終わった後、この新しい「赤い石」を持ってリチャードの前に現れると言っていましたね。すっかり忘れてました。
しかし、ここでこの「赤い石」を受け取ってはいけません。
そんなことをすれば、エンディングが変わってしまいますし、今まであなたはリチャードの目を通して、この「赤い石」に翻弄された人々の悲しい生き様を見てきたはずです。
もうこれ以上の悲劇はまっぴらです。とっととここを去りましょう。
部屋を出る直前に彼はあなたとリチャードを呼び止めて説得しようとしますが、無視です。無視。
部屋を出ると、見たことのある人がいます。クレア・ロックウェルです。
彼女はリチャードを救うために、わざわざ霊界からやって来てくれたのです。
間違ってもあの世に連れて行こうとしているわけではありませんよ。念のため。
それにしても、横滑りするかのような動きで扉の向こうに姿を消す様はなかなかホラーっぽいですね。
中では、クレアが待っています。
そして、この船からリチャードを逃してくれます。
さあ。お待ちかねのエンディングですぞ!!