GAME OVER -がめおべら-

マイナーなホラーゲームをおもしろおかしくクリアする

エピローグへのプロローグ

さあ。いよいよウィリアム・ロックウェルとの対決が近づいてきました。
クレア・ロックウェルとの再会を果たすことができなかったのは残念です。
「青い石」がまだ半分欠けたままというのも不安ですが、もうそれも仕方がありません。
では、オーナー部屋へと足を踏み入れましょう。どうせヤヴァイのはリチャードですし。
すると、驚きです。爺さんもう死にかけてます。なんでまた?(((( ̄◇ ̄))))
彼は既にかつてのような邪悪な気配はなく、まるで正気に戻ったかのようです。
自分が今まで何をしてきたかを語り、そして、いつからそうなのか、何を手にしたのかと自嘲します。
そして、半分予想していた衝撃的事実を彼は言います。
なんと、リチャードの父ヘンリー・オズモンドが今度は「赤い石」の魔力に取り込まれたというのです。
なんという不運でしょうか。「赤い石」を憎んでいたはずの父が、その「赤い石」の魔力に取り込まれてしまったというのです。
そして、ウィリアムを刺して「赤い石」を奪ったというのですが、父さんどうやってここに入ったんでしょうか?
次に彼は、クレアがリチャードと父のヘンリーのためにウィリアムと戦おうとしていたと言います。
そういえば、彼女とはあの「青い石」を取り返した後に再会する約束をしていましたね。
ウィリアムはリチャードに、手元にある水晶玉を見せます。そこには、過去に起こったある事件の全容が映っていたのです。

それは、どこかの小屋のようです。
大急ぎでクレアが入ってきます。追われているのでしょうか?
中に入るなり、彼女は手元の装飾銃に弾丸をつめます。どうやらそれが最後の一発のようです。
どことも分からない山小屋のような場所に、たった一発だけ弾丸が残っているというシチュエーションが良くわかりません。
ところで、彼女が弾丸をつめた瞬間、男が小屋に入ってきます。
おもしろい格好をしています。ベタな殺し屋の格好です。
いや、殺し屋というよりは、ブルース・ブラザーズのコスプレです。
今時あんな格好をしていて、恥ずかしく無いんでしょうか?
男はクレアに「プロの俺たちにはかなわない」といいますが、ゴルゴ13のイメージか、ターゲットに姿を見せる輩が優秀なプロと言えるのか。疑問を感じます。
彼女は「貴方たちはお爺様の怖さを知らない」と言います。
確かに、少なくとも私の中では、このゲームをやるまではお爺さんのイメージって、古時計のイメージしかありませんでした。
ま、家のことを考えりゃ、あながち間違いでは無いかもしれません。
ロックウェル家クラスの家なら、生まれた朝に大きな時計を買ってきても不思議ではありません。
ところで、会話の流れからしてクレアは爺さんから「青い石」のかけらを取り返しているようです。
どうも殺し屋は、それを奪還するのも目的のようです。
彼が目的を達しそうなその時、突然地震が二人を襲います。
そして、哀れな殺し屋は小屋の棚の下敷きになってしまうのです。ダサッ!
やはり彼は、優秀な方ではなかったようです。
気がついたクレアが立ち上がって、外に出ようとしたのですが、そこでなんとあの殺し屋が最後の力を振り絞って、装飾銃でクレアを撃ち殺してしまうのです。
哀しい事実です。あなたとリチャードが恋焦がれたクレアは、残念ながらもうこの世には居ないのです。年増だけど。
しかし、ウィリアムは「君なら運命を変えることができるかもしれない」と言います。
確かに変えれるものなら変えたいですが、それもヤヴァイ気がします。タイムパトロールに手配されてしまいます。
しかし、良く考えてみれば、ちょっとネタバレになりますが(何を今更)クレアが命を落としたのは、リチャードが1歳のときです。
そう。二人が出会う運命なんぞ、そもそもあるわけ無いんです。
が、二人は出会いました。そう。あの教会で、リチャードが生まれたその年に。
ウィリアムは最後の希望をリチャードに託し、先ほど見た過去の世界へリチャードを送ります。
ロックウェル一家にはそういった能力が昔から備わっていたのかもしれませんね。
そういや、この船って、25年前に遭難した船なんですよね。「そうなんです」とか言わないでください。
それを考えると、ここで出会った人々は皆、老若男女を問わずリチャードよりも年上の人ばかりだったというわけです。ひぇ~!

ついた場所は寂しい山小屋です。そう。ここはクレアの最後の場所です。
いきなり中にいます。まだ誰も居ません。
そうです。ここでさっき見たのと同じことが起こるのであれば、弾丸をあなたが回収しておけばクレアは助かるはずです。
そうなると、殺し屋はさっきよりもよりマヌケになりますが、殺人を生業にしているやつのレッテルなんて知ったこっちゃありません。
さあ。机の上から弾丸をとりあげてしまいましょう。
間髪入れずクレアが入ってきます。突然現れたリチャードに驚きつつも、彼女は「青い石」を回収したことを伝えてくれます。
本来なら涙の抱擁で再会の喜びを分かち合いたいのですが、そうはいきません。
すぐにマヌケな殺し屋が小屋に入ってきます。空気の読めない男です。
やり取りはリチャードがいるため若干違いますが、まあ似たようなもんです。
やがて地震が起こって、やはり殺し屋はぺしゃんこになります。テンプレートなマヌケ男です。
しかし、リチャードも人の事はいえません。やっこさん、地震が来るのを知っていたにもかかわらず気を失ってしまうのです。
クレアに優しく起されたあと、二人仲良く小屋を後にします。
殺し屋が最後の1がんばりを見せますが、チャカにゃ弾は入ってません。あしからず。
しかし、喜んだのもつかの間、外に出るなり、もう一人の殺し屋が機関銃を持って待っていやがりました。
機関銃と言えばセーラー服ですが、先ほどくたばったのと比べたら、こいつの方がプロっぽいですね。
リチャードが感心していると、ヤツは「青い石さえ返せば、リチャードは助ける」と言います。嘘に決まっています。
しかし、なんとクレアはヤツの言葉を疑わずに「青い石」を差し出します。良くそんな事で今までウィリアム爺さん相手に戦ってこれましたね。
案の定、男はクレアを捕まえると、リチャードも殺そうとします。万事休すか!
しかし、今度はクレアが殺人者の前に立ちはだかります。かくして、彼女は凶弾に倒れますが、ただでは死にません。
殺し屋もろともがけ下へ転落するのです。「青い石」をこちらによこして。
あなたと私が「クレア~~~!!!」と叫んでいる間に、リチャードは冷静に「青い石」を回収します。
リチャードの人間性をあなたと私が疑いだしたとき、再び我々はオルフェウス号に戻っていくのです。

残念です。過去の世界に行ったにもかかわらず、あの美しいクレアを救うことはかないませんでした。
そもそも、ジジイが殺し屋を二人も雇うから誰も助からないのです。
一発ぶん殴ってやりたいのですが、爺さん既に事切れてます。
「赤い石」の魔性に取り込まれ、踊らされ続けた彼の人生は何だったんでしょうか。
多くの犠牲者を出し、ロックウェル家を巨大にした彼は、決して何かを得るでもなくこの世を去っていきました。
老人の背後にある壁の女性の絵は、ひょっとしたら自分のせいで殺すことになったクレアのことを、無意識に思っていた証なのかもしれません。
爺さんの傍らにあるテーブルの上に「機関室の鍵」があります。
今まで特に調べませんでしたが、左舷連絡通路に機関室につながる扉があります。
おそらくそこに、恐るべき「赤い石」に魅入られてしまった父ヘンリーがいるはずです。
行きましょう。そして、この哀しい運命に決着をつけましょう!
その前に家族部屋・森へ行って、エミリア・ロックウェルにウィリアムが死んだことを伝えましょう。
彼女が成仏すれば、この船に残った26人全てが消えたことになります。
残っているのは、最後の戦いに対峙する、ヘンリーとリチャードのオズモンド親子となるわけです。