GAME OVER -がめおべら-

マイナーなホラーゲームをおもしろおかしくクリアする

血戦! 父と子と!!

ついに全ての亡霊がこの船を去りました。
手元にはいくつかの「アストラルピース」が残っています。
持っていてもしょうがないので、これはあの怪しい霊能者にくれてやりましょう。
「太陽のレリーフ」「彗星の本」をかざします。多分これが最後です。
今度は、今までと様子が違います。
彼は、なぜ「アストラルピース」を集めていたか、その理由を語ります。
なんと、おそるべき事に、この男はあの「赤い石」「アストラルピース」から作っていたというのです。
この野郎!  あなたが殴りかかろうとしても、リチャードは行動を起しません。
霊能者は「君と青い石とあの赤い石との運命が終わったとき、また会おう」と抜かして姿を消してしまいます。
ヤツが消えるのと同時にBGMも消えてしまいます。

さて。ヘンなおっちゃんもアレですが、気がかりなのは父さんです。
機関室へ入って階段を降りていくと、なにやら張り紙があります。
左側には非常灯が点いた時の注意書きがありますが、どうも具体性に欠いています。
これでは熟練の機関士ならともかく、うだつの上がらない画家の息子に過ぎないリチャードにはワケがわかりません。
正面の壁にどうやら具体的な対処方法が書いてあるようです。
○ボタンで見たところ、右側のイラストがこの機関室の見取図で、どうやらカーソルが動かせる場所に緊急時に必要な道具があるみたいです。
だいたい、こういった張り紙に意味も無しにズームされるわけが無いのがゲームというものです。
頭によく入れておきましょう。
ボイラー室Aに入ると、なんと扉に鍵がかかってしまい、外に出ることができなくなってしまいます。
何ということでしょう。にしても、毎回毎回こう律義に冒険の邪魔をするのは一体誰だというのでしょうか?
文句の一つも言ってやりたいところですが、誰だかわからない人に文句を言ってもしかたありません。
とりあえず、ゲームプロデューサーに悪態をついておいて奥へと進みます。

入るなり、「こっちに来るんだ」という声がします。
声の主は間違いなく父親のヘンリー・オズモンドでしょう。
しかし、こっちと言われてもどっちなんでしょうか?
奥の方に扉が見える以外は行き道はなさそうです。行ったら「空飛ぶ靴」がもらえるかもしれません。
歩いて行くと、右の壁に非常用の操作盤があります。中を見ると、どうやら鍵を使って操作するようです。
さらに奥に進むと、父さんがいます。待っていてくれたんですね。
ところで父さん、会うなり奇妙な事を口走ります。
そうです。父さんは既に赤い石の虜になっていたのです。
ま、予想どおりでしたが。
ナイフが割れて「赤い石」が剥き出しになると、父さんの目も真っ赤になります。
兎の亡霊にでも取り付かれたのでしょうか?
父さんは「生き残れるかな? 青い石を持つ男よ」と言い残すと倒れます。気を失ったようです。
ところで、「赤い石」は凶々しい光を放ちながら宙に浮かびます。どうもズラかった方が良さそうです。
すると、なんと「赤い石」の呼びかけに呼応して、ある人物が悪霊として登場します。
ウィリアム・ロックウェルです。
そう言えば、彼もまた、あのナイフで落命した被害者なのです。
まずいです。父さんが言ったように、ここは光もない闇でおまけに扉も閉められています。逃げ場がありません。
そこで、どうも非常灯のご厄介になるしか方法はなさそうです。
では、早速行動開始!

ちなみに、今回のウィリアムの亡霊ですが、結構多彩です。
攻撃パターンはヘンチクリンなものを飛ばしてくる遠隔攻撃と、ナイフで刺してくる近距離攻撃の両方をこなします。
彼が近くに来ると、「ボッボッ」という感じの音がするので、そうなったらとにかく何をおいても逃げましょう。
この機関室の中の主だった部屋はだいたいループになっているので、そこをぐるっと回って引きはなすようにすれば大丈夫です。
ただ、じいさん突然壁の中から出てきたり、空を飛んできたりするので油断はできません。
ま、えらく攻撃的なオバQに出会ったようなもんです。